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1曲目は「Eagle Song」で、私が初めて作曲した曲である。いずれ形にしたいとずっと思っていたのでデモを録音したところ、ほぼ同時に総合環境企業ミヤマさんからCMの話が来たので、曲が発表されたがっていたのかなとタイミングの不思議さを感じたりもした。ギターは太田光宏氏、シンセは小泉一郎氏。ちなみにポップスのようなアレンジを施したのはこの1曲だけで、あとは独奏である(といっても、多重録音もしてあるが)。2曲目以降は笛そのもののシンプルな魅力、剥き出しにされた生の音を楽しんでもらえると嬉しい。
2曲目は「ホピ族の雨乞いの歌」。個人的に交流のあるホピ族居留区のキコツモビという村で教わった曲。本来は同じフレーズの繰り返しのみだが、そこに前奏と間奏を加えた。歌というものは元々、すべて祈りであることを私に教えてくれた曲でもある。そして祈りは歌にして捧げられるということも。
3曲目の「つむじ風」は、互いに違うところからやって来た風がいつしか交わって一つの螺旋を描いて消えるまでの物語。不完全な螺旋のアンモナイトは滅んだが完全な螺旋であるオウムガイは生き残ったという話や、神聖幾何学の話にインスパイアされた。3本の笛を使用。
4曲目は「アメフリ山」という曲で、5曲目に入っている自然音を録るために訪れた群馬県南部の山中での不思議な体験がベースになっている。「Eagle Song」の原型が5年前にすでに出来ていたことを考えると「Eagle Song」とこの「アメフリ山」の差から、その間に成長した部分と一貫して変わらない部分の両方を読み取れるのかもしれない。
そして最後は「Eagle Song」の独奏バージョン。インディアン等の文字を持たない文化で口承されてきた物語は、文字によって書き記されてしまった時点である意味、死というか、終焉を迎えるという。このバージョンも1曲目のアレンジされたものよりも作曲した当時の形に近いが、吹く度に即興的に少しずつ変化してきた曲なので、この録音されたバージョンが最終形態だとは思いたくない。この曲をライブで独奏する時には、また新しい「Eagle Song」でありたい。口承の物語が口にされる度に新しく生命を吹き込まれるのと同じように。
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